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ハラールってなに?

目次

ハラールとは

イスラム法において合法なもののことをハラールといい、非合法なもののことを
ハラームといいます。最近ではそれ以外のハラールではない物のことを非ハラール
(non halal)と称することもあります。
ハラールは物(食べ物、飲み物、化粧品)だけではなく事(約束、契約、仕事)も含まれます。
例えば賭博、高利貸し、利子、婚前交渉、同性愛、姦通、男性が女性の格好をする事やその逆、
男性がシルクや金を身につける事、等もハラームと呼ばれます。

清潔・健康的・安全・高品質が求められているハラール。
”何を食べているかを知る意識”こそが健康的な食生活の始まり。
ハラールに処理された食品は、ムスリムの人のみが食するものでもなく、
誰でも食することができます。

食肉に関する規則

食肉に関して、イスラム教徒では、豚は「不浄の動物」と言い聞かされて育っているため、豚肉は食べられません。豚肉以外の肉は、ハラールでは血抜きをするため、バクテリアの繁殖を防ぎ、鮮度を保ち、清潔に肉を食することができるとされています。ただし、牛肉や鶏肉、羊肉など、豚肉以外の肉であっても、イスラム法の規定に則した屠殺方法・調理器具・調理場で処理されていない肉はタブーとして避けられます。このように豚肉以外の肉は、イスラム法で適切に処理されていれば食べられます。
厳格な信者でないハラールフレンドリーならば、「豚以外」なら処理方法にかかわらず食べる人もいます。

飲料に関する規則

イスラム法では、アルコールの摂取は禁忌とされています。
お酒はドリンクとしてだけでなく、料理酒やみりん、香りづけ用のワインなど、調味料として使われることも禁断です。そのため、お菓子やデザートに入っているリキュールも食べられません。
ただし、ごく微量の添加物としてのアルコールについては教えについての判断が個人により異なります。
近年の新型コロナウィルスが発生してからは、工業洗浄用アルコールや、手指の消毒用のアルコールを避けようとする人の割合は、以前よりも下がっているようです。

まとめ

世界中に16億人いると言われているイスラム教を信仰する人々。
日本ではまだまだ馴染みのない気もするけれど、現在、日本の25の大学の学食でも、
イスラム留学生やハラールの意識を持っている学生の為に、ハラール食が提供されています。
ハラールの認証を受けている製品や食品を輸送する物流(輸送経路や経路の追求)も確立されており、
認証を取得する際もこれらをクリアしていかなければなりません。このように、日本でも着実にハラールが広まっています。欧米では早くから健康に気を使う人々から人気が高まっていたようですが、日本でも食や健康への意識が高まってきた証拠です。
自分の体に何を入れているのか、それを知りたいという意識、果たして自分が口にしているものが、体にとって良いものなのか、悪くない物なのかを判断する意識。我々が日々の食事を通して体にできることを考えていく。考え方は人それぞれですが、自分の体や子供の体のことを考えると必然の意識だと思います。

ハラール認証取得については、輸出国や物により申請先も異なる為、ハラール認証取得のアドバイス業務を
行っている当行政書士法人BULANへお気軽にお問合せください。






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